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「5分習慣」という小さな余白

いつもお世話になっております。
ワークス紀の川の谷地です

私は数字が好きで、日々の生活や仕事の中でも数字からいろいろなことを連想することがあります。
今回は、そんな数字の感覚からヒントを得て、「5分」という短い時間を使った、小さな習慣について書いてみました。

忙しい毎日の中で、ふと気づくと心がぎゅっと張りつめてしまうことがあります。
やらなければいけないことは頭の中にたくさんあるのに、なかなか手をつけられず、時間だけが過ぎていく。そんなとき、ちょっと助けになってくれるのが「5分」という短い区切りです。

5分という時間は短いようで、思った以上にいろんなことができます。
急いで何かを終わらせるための時間ではなく、自分の呼吸を整えたり、仕事の流れをそっと動かし始めたりするための、小さなきっかけのようなものです。
そして、5分から始めると、不思議と集中が広がっていくことがあります。5分だけのつもりが、気づけば10分、20分と続けて作業できる　そんな感覚です。小さな一歩が、やがてまとまった時間の充実につながるのです。

たとえば、ふとデスクを見ると、書類が積み重なっていて気持ちがざわつくことがあります。
どこから手をつけたらいいのか分からず、そのまま作業を止めてしまうこと、ありませんか？

そんなときは、5分だけ時間を取って、上にある紙を一枚だけ整理してみましょう。
不要なものは捨て、必要なものはファイルにしまう。
たったそれだけでも、目の前がすっきりして、気持ちに少しゆとりが出ます。
小さな整理でも、仕事全体の流れを整えるきっかけになることがあります。

同じように、パソコンのデスクトップに散らばったファイルも、知らないうちに気持ちの負担になっています。
急ぎの作業に追われているうちに、名前のついていないスクリーンショットや資料が並び、開くたびに少し心が落ち着かなくなることがあります。

そんなときも、5分だけ時間をとって、不要なファイルをひとつ削除したり、必要なデータをフォルダに移したりしてみてください。
画面がすっきりすると、気持ちも落ち着き、次の作業に自然と向かいやすくなります。

頭の中がもやもやしているときは、5分だけ紙に向かうのもおすすめです。
悩みや気になることを書き出すと、散らばっていた考えが少しずつまとまり、やることが見えてきます。

そして、5分のストレッチや深呼吸は、心と体のこわばりをそっとほぐしてくれます。
大げさに動く必要はありません。椅子に座ったまま背筋を伸ばすだけでも、気持ちが整い、また仕事に向かう余裕が戻ってきます。

5分習慣の大切なところは、成果を急ぐことではありません。
「今の自分にできる、小さなひと呼吸」をつくることにあります。
完璧である必要はなく、途中で終わっても大丈夫です。
大事なのは、静かに一歩を踏み出して、今日という時間を少しずつ整えていくことです。

もし今、手をつけられずにいることがひとつでもあるなら、気負わずに5分だけ時間をとってみてください。
メールを確認するだけでも、短いメモを書くのでも、デスクトップのファイルをひとつ整理するだけでもかまいません。
その小さな5分が、仕事に穏やかな流れをつくり、明日の気持ちを軽くしてくれる一歩になるはずです。

最後まで御覧いただき、ありがとうございました。

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