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産業廃棄物適正処理

2024年04月05日
産業廃棄物処理委託について

電子マニフェストに乗り換えるべき?紙マニフェストと電子マニフェストのメリットとデメリットを解説!

紙マニフェストor電子マニフェスト

皆さんの会社では産業廃棄物を排出する際に発行するマニフェストはどちらでしょうか?


 



 


近年電子化が進み、割合としては電子マニフェストが増えてきていますが、排出事業者単位だと紙マニフェストの方がまだ多いように思います。


どちらの方が良いとは安易に言えませんが、それぞれ排出事業者によってメリット・デメリットが違ってきます。


 



 


電子マニフェストがかなり普及してきているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、上記図のように一番ネックなのは入力ミスが多いことです。


紙マニフェストの時は、処理業者が内容をある程度記載し、交付担当者欄に排出事業者のサインをもらい発行するケースが多くあります。


しかし、電子マニフェストになると排出事業者自ら登録しなければならないため、マニフェストの内容をきちんと理解していないと入力ミスが発生します。


また、電子マニフェストは年会費や登録料が発生するため、年に12回程度しか産業廃棄物を排出しない排出事業者にはコストがかかります。


反面、電子マニフェストは報告も早く、保存も電子上で行われるので、検索もし易く紛失する恐れもありません。


電子マニフェストのシステム会社

電子マニフェストは環境省所管のJWnetが管理運用していますが、現在増加しているのが排出事業者とJWnetの間に民間のシステム会社が入ることです。


 



 


上記図のようなイメージになるのですが、間にシステム会社が入っている場合、システムでの登録方法や登録内容は処理業者からは確認できないケースがほとんどです


処理業者は、JWnetに登録されてからしか内容の確認ができないからです。


そのため、排出事業者がきちんと内容を理解・把握し、システム会社とやり取りをする必要があります。


システム会社によってサービスが違い、登録方法やその後の流れも異なるので、廃棄担当の方はしっかり確認しましょう!


電子マニフェストが推進される理由とは?

紙マニフェストと電子マニフェストどちらが良いということはなく、排出事業者によって使い分けるのが大切です。


ただ、冒頭でもお話しましたが、近年は電子化が進んでいます。


入札条件として電子マニフェストが必須である行政もあり、電子マニフェストを利用して脱炭素の管理が出来ないかという計画もあります。


 


また、電子マニフェストは紙マニフェストと違い、登録日や最終更新日等の記録が残ります。


排出事業者の登録もですが、処理業者がきちんと期限内に報告しているか管理出来ます。


行政も、立入を行う際に電子マニフェストの方が記録も残り偽造しにくい点から推奨しています。


 


私も処理業者としてマニフェスト処理を行ってきたので、紙マニフェストと電子マニフェスト双方のメリットとデメリットを経験してきました。


まだまだ紙マニフェストの方が良いという排出事業者もいるでしょう。しかし、世の中的にも、これからどんどん電子マニフェストへ転換していく流れになるのでないでしょうか。




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